ピーターズバーグチェーンをマルチホールビーズで編むと
2021年6月28日解禁の楽習フォーラムビーズアートステッチ研修会課題作品をご紹介しています。
今回ご紹介しますのは「ピーターズバーグチェーンのネックレス〜羽ばたき〜」です。
既存のステッチをマルチホールビーズで編むことで表現できる見た目の面白さやメリットなど綴っています。
〜目次〜
1:ピーターズバーグチェーンとは
2:ピーターズバーグチェーンをマルチホールビーズで編むと
3:作品〜羽ばたき〜
4:デザイナーは
5:この作品を作ってみたい方は
1:ピーターズバーグチェーンとは
ステッチの構造はスクエアステッチと上下の飾りの部分から成り立っています。
ロシア発祥のステッチでサンクトペテルブルグという都市を英語で発音した「セントピーターズバーグチェーンSt.petersburg chain」と呼ばれています。
斜めに編み進んでいくことから編み地は柔軟性があり、曲線のフォルムを作るのも得意なステッチです。
ピーターズバーグチェーンをV時に編んで作るリーフや花びらモチーフはその特性を活かして作られています。
2:ピーターズバーグチェーンをマルチホールビーズで編む
スクエアステッチ1目をマルチホールビーズの1穴で置き換える手法のメリットは、2つ穴の開いたマルチホールならば、1個でスクエアステッチ2目に置き換えられるため、接続の糸で生じる緩みや、編み地のガタつきが解消され、しっかりとした編み地となります。
ピーターズバーグチェインステッチの編み地の特徴である柔軟性は、手の緩い方にとっては「緩みやすさ」「ださしなさ」につながりますが、マルチホールビーズをスクエアステッチ部分に使うことで糸の緩みが解消されて今回のようなしっかりとした編み地となります。
スクエアステッチ部分を2つ穴の開いたビーズで置き換える方法は最近よく見かけますが、こちらの作品では4つ穴の開いたマルチホールビーズを使用しました。
それぞれの穴をフルに使用して立体感と躍動感のあるデザインに仕上げています。
3:作品〜羽ばたき〜
3箇所頂点があるフォルムが斬新!
直線で構成されたデザインは顔タイプでは「フレッシュ・クール・クールカジュアル」さんがよく似合いそう。
重力に逆らうように上向きに揺れるフリンジがユニークでデザインは個性的ですが、配色はナチュラルなので着けやすさがあります。
フリンジは前後に2重についていて、前側は丸いパール、後ろ側にはちょっと珍しい細長いライスパールがついています。
飾り同士がぶつからずに整列するように何度も試作していただきました。
ベストバランス!といえるこだわりの素材で立体的に揺れるフリンジ飾りとなりました。
4:デザイナーは
作品のデザイナーは楽習フォーラムビーズアートステッチ本部専任講師の鈴木泰子先生です。
楽習フォーラムから発売されている鈴木泰子先生デザインの作品の一例です。
スパイラルロープアレンジのネックレス~アライン~
ネパールチェーンアレンジのネックレス~ターニング~
2ホールレンティルで編むブレスレット~アシュラム~
上記3点の作品もすべてマルチホール使いのデザインで、編んだことのある方も多いことでしょう。
斬新な発想で編まれており、まさに「マルチホールの魔術師」!というキャッチがぴったりです。
そんな鈴木先生の新デザインをぜひ楽しんでみてくださいね。
5:この作品を作ってみたい方は
2021年6月18日解禁です!
研修会作品をいち早く作ることができるのは、楽習フォーラムビーズアートステッチ本部専任講師のビーズ教室です。
こちらから検索してご予約くださいね。
通学できないけれども作ってみたい!という方は「オンライン開催の教室」という条件検索をすると対応してくれる教室が見つかるかと思います。
私の主宰するあとりえ和み教室でもオンラインで対応しております。お気軽にお申し付けください。
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