楽習フォーラムのビーズアートステッチ、何をどの順番で学ぶ??!

Lesson

楽習フォーラムの糸と針で編むビーズアートステッチ認定講座。
「ビーズアートステッチ®️」と名のつくものは2021年3月19日現在7講座あります。

ビーズスアートテッチ®️いろいろ
①ボタニカルビーズアートステッチディプロマ
②ビーズアートステッチWIZstyleベーシック
③ビーズアートステッチWIZstyleアドバンス
④ビーズアートステッチアカデミーI
⑤ビーズアートステッチWIZアルファ
⑥ビーズアートステッチ
⑦ビーズアートステッチ教授
*表記や順番は楽習フォーラムHPを転載しています。

これからビーズステッチを始めてみようという方から必ずといって良いほど、この違いは何ですか?とご質問をいただきます。
確かにすべてに「ビーズアートステッチ」と名前が入っているので何からはじめれば良いのか迷ってしまいますよね。
自分自身も頭の中を整理するためにここでまとめてみようと思います。

まず楽習フォーラムのビーズアートステッチの教材が長い年月の間に代替わりしてきたということを説明しなければはじまりません。

ビーズアートステッチの教材は現在4代目

楽習フォーラムのビーズアートステッチ認定講座がはじまったのは、記憶が正しければ2004年だったと思います。
今からおよそ17年前になります。

初代

初代認定講座の教科書の表紙はこちらで全12課題ありました。
ビーズステッチ第1期東京会場出身の私もこの教科書で学びました。

自分のビーズステッチの原点、この教科書にはたくさん書き込みがしてあり、真剣に勉強していたことが懐かしいです。著者とデザイナーからは本当にたくさんのことを教えてもらいました。今は交流がありませんが、変わらず心の師匠です。この頃の指導マニュアルを見返すと本当に奥が深く、今読んでも新しい発見や学びがあり本当にすごい資料だと震えます。自分が指導マニュアルを書く立場になってはじめて、このころの授業の質の高さを思い知らされ、自分の未熟さが恥ずかしくなります。
教材は創世記なのではじめてビーズステッチに触れるには難易度が高かったり、作りにくい部材だったりもありましたが、作品デザインは本当に秀逸で今でも現役、宝物です。

2代目〜アメリカンスタイル〜

フライヤーのタイトルにもあるように全編アメリカのアーティストがデザインした教材で、配色もアクセントが効いたものが多かったように記憶しています。
ブラウン一色で構成されたレッスン6ブリックステッチの教材は特に人気が高く、最近まで販売がありました。レッスン4のヘリンボーンステッチのブレスレットの留め具は現在のビーズアートステッチカリキュラム委員長の渡辺由美子先生がデザインしたもので使用されている部材も特別感がありました。

3代目 ジャパンデザイン

3代目は現在(2021年現在)でも販売のあるジャパンデザイン
(↓私のEvernoteに文書として保存してある画像なので、ぼやぼや低画質でごめんなさい(>人<;))

この教材が発表された時は、私はジュエリークロッシェカリキュラムチームに属していましたが、レッスン12だけデザインさせていただき、当時マイブームだったモノトーン盛り盛りな感じでバッグチャームをデザインさせていただきました。
このジャパンスタイルから基礎編と応用編という2部構成になり教科書2冊とテクニックブックという参考書が登場しました。

4代目 WIZスタイル


2017年11月発表されました。私もカリキュラム委員として関わらせていただいき、思い入れある認定教材です。前半ベーシックコース5課題でディプロマ申請ができて、後半アドバンスコース6課題で認定申請ができるようになりました。

長々説明してきましたがこれがビーズアートステッチ認定講座の4代にわたる変遷です。
初代の教材で認定を取られた方で今も教室活動をしている私のような場合は資格取得は1回ですが、4時代の47課題教材を作ったはずです。
1回資格をとったのに何度も教材を作り直さなければならないなんて労力的にも金銭的にも負担が大きい・・・そう思ったこともありました。
でも教材がリニューアルしただけではなく、テクニックも変化しているので、技術をアップデートする必要があったと今は納得しています。
どの時代の認定講座で資格認定を取ろうが、資格の重みは同じはずです。
ただ2021年3月現在は3代目のジャパンスタイルの一部とWIZスタイルしか教材が存在しませんから、教室活動をしている講師は新しい教材にとりくまなければ実質、講座開講ができません。

ということではじめの話に戻りますと、楽習フォーラムのビーズアートステッチ教材はブラッシュアップとマイナーチェンジを重ね、時には並行し存在したりしながら現在は4代目であるということ、HPに掲載されている6種類のうち②ビーズアートステッチWIZstyleベーシック③ビーズアートステッチWIZstyleアドバンスが4代目、⑥ビーズアートステッチ(=ジャパンスタイル)は3代目ということでどちらも資格の価値は同じものということになります。ただこれまでの状況から⑥のビーズステッチ(=ジャパンスタイル)の教材は今後廃盤になっていくと思われますので、自分の教室ではよほどこちらの教材の方が絶対に好み!という方以外にはお勧めしていません。

まずは②と③のWIZスタイルが今現在はビーズアートステッチへの絶対的な入り口だと思います。
なぜならばこれを先に認定申請すると期間限定ではありますが、①のボタニカルビーズーアートステッチや⑤のアルファの認定申請が無料になったり割引を受けられたりするからです。⑥のジャパンスタイルで認定申請しても①や⑤に対する特典はありません。(注:こちらは2021年に書いています。キャンペーン・特典・システムは変更されることがありますので正確な情報は楽習フォーラムのHPでご確認ください)

上記の説明の中にない①ボタニカルビーズアートステッチ④ビーズアートステッチアカデミーI⑤アルファ認定講座⑦上級教授この4つのコースについてざっくり説明すると
①ボタニカルビーズアートステッチ:ボタニカルデザインでビーズアートステッチの基礎を体系的に学ぶカリキュラム  ディプロマ資格
④ビーズアートステッチアカデミーI:WIZシリーズ最高峰、「ビーズステッチを深く知る」アカデミー認定講座 
⑤のアルファ認定講座:日本ではあまり紹介されていない珍しい編み方、WIZシリーズではとりあつかわれなかった技法を学ぶ
⑦ビーズアートステッチ上級認定講:さらに知識と技術を深めたい方が取り組む上級の内容

①と⑤は認定講座のスピンオフシリーズ、そして④は⑦の2代目上級コースの前半部分のようなイメージでしょうか。
正しい表現ではないかもしれませんがそんなふうに認識しています。(・・・としかかけないくらい関係性が難しいですね)

結論

ということでこれからビーズアートステッチを始めようというかたが教室にいらした場合下記の順番でお勧めします。

②→③→①→⑤→*④・⑧アカデミーⅡ(2021年11月発表予定)

→③ →①→⑤

→(△⑦) →④→⑧?アカデミーⅡ(2021年11月発表)

②と③を修了した後、ビーズステッチ認定会員になると①と⑤の認定やディプロマを取るときにメリットが受けられる。
⑦が(かっこ)なのは、上級教授コースも2021年3月と11月に発表予定のアカデミーシリーズに代替わりして、教材がじき廃盤になると予想するからです。

長々と解説しましたが、私は楽習フォーラムの会社の人でも、中の人でもなんでもありません。
この協会で学び続けているただの会員です。
会員だけれども、ときどき楽習フォーラム研修会の講師を依頼され、登壇することもあるというなんとも不思議な立ち位置なので、質問されることも多く、少し詳しいだけのことです。
ここに書いた内容は、楽習フォーラムからの解説ではなく、長く学び続けているただの会員が記憶を辿りながら書いているだけなので、認識違いもあったり、かなり私個人のフィルターがかかった説明になっていることと思います。
なので決してこれが正解ではなく、会社の見解でもありません。鵜呑みにしないでください。
正確・正式な内容を知りたい方は楽習フォーラムに直接お問い合わせくださいね。

(なんども言いますが💦)私は楽習フォーラムの会社の人ではありません。
そしてこの記事を書いたからと言って楽習フォーラムからなんら見返りを得ていません。
ビーズを趣味として楽しむことからスタートした身として、自分の趣味をもっとたかめるために効率的に学びたい、労力的にも費用的にも無駄のないように学びたい、そして自分の教室に来てくださる方、このブログの読者様、ご縁のあった方が遠回りや損をしないでほしいという気持ちで書きました。
これから楽習フォーラムのビーズアートステッチを始めてみたいという方、質問するにも何を聞いていいかわからないという状態の方に少しでもお役に立てれば幸いです。

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