上級者も目からうろこ!超かんたんヘリンボーンステッチ
ヘリンボーンステッチの小花モチーフ、立ち上がりが難しい印象がありませんか。
そんな思い込みを変えるシンプルな糸回しのヘリンボーンフラワーモチーフをご紹介します。
1、ヘリンボーンステッチとは
魚の鰊(にしん)という意味のherring(ヘリン)と骨という意味のbone(ボーン)を語源に持つヘリンボーンステッチはその名の通り、魚の骨のようにビーズがハの字に並ぶステッチです。洋服、織物、建材の組み方にも「ヘリンボーン」柄がありますが、日本では「杉綾模様」といわれてきました。ビーズ1対で1目とカウントし、1目は「山」のように盛り上がり、次の目にうつる時に下の段まで「谷」のように下り、凸凹を繰り返しながら編みます。端が半目から始まることもあります。
2、ヘリンボーンを円形に編む
今回の記事で取り上げるヘリンボーンステッチは、サーキュラー(円形)に編んで作ります。
ヘリンボーンサーキュラーで小さな小花を作ったことがある方は多いのではないでしょうか。
私も思うような色合いの花ビーズがない時はこのレシピで作って小花ビーズとして使ったりします。
その時面倒だなぁと感じるのが立ち上がりです。何度も拾うことになる立ち上がり部分のビーズで、針が抜けなくなってしまったり、数が合わなくなってしまったり・・・そんな経験一度はあるのではないでしょうか。
3、立ち上がりがないのに謎の複数段!
今回の研修会のテーマのひとつは「オンラインレッスン」用教材の開発でした。
「かんたん!プチペンダント〜ピッコロフィオーレ〜」は、オンラインレッスンでもわかりやすく、講師が直接お手伝いできない遠隔でも、完成することを目指して神戸でビーズ教室を主催する多木佐瑶子先生がデザインしてくださいました。
「立ち上がりをしないヘリンボーン」という制約の下、素敵なデザインを生み出すのは不可能だと思われていましたが、こんなにかわいいお花モチーフが!生み出されました。
ヘリンボーンの1目としてどこか1箇所以上にマルチホールビーズをいれると複数段が1段にまとめることができるのです。
こちら通常のヘリンボーンサーキュラーの編み方ならば10段編むことになるのですが、途中マルチホールビーズをはさむことで、1段で編むことができました!
一休さんのとんち?!ではないですがこのレシピをみたときに、
「今までヘリンボーンを難しく考えすぎてたなぁ」と唸ってしまいました。
4:ひとつ15分!
穴がしっかりとしたシリンダービーズMサイズを使用しているのでストレスなく糸針を運べます。
老眼が辛い私でもひとつ10~15分で完成!
5:アレンジ作品
こちらのキットは「黒」と「水色」の2色セットで1キットです。
1キットだけでできるのがこちら
2キットあるとこんな指輪やイヤリングセットのアレンジも可能です。
手軽さからついつい作りすぎていつのまにか増殖したパーツたち・・・
作品に仕立ててみました。
「思い込みを外すと意外な発見がある」ということに気付かされました。
肩の力を抜いて、頭を柔らか〜くしてステッチを眺めてみようと思います。
とにかくとにかく皆様に作ってみていただきたい!
上級者の方も目から鱗が落ちるへぇ〜という超カンタンな作り方です。ぜひ!!
6:オンラインレッスンでもできる!この作品を作ってみたい方は
楽習フォーラムビーズアートステッチ本部専任講師のビーズ教室
こちらから検索してご予約くださいね。
通学できないけれども作ってみたい!という方は「オンライン開催の教室」という条件検索をすると対応してくれる教室が見つかるかと思います。
私の主宰するあとりえ和み教室でもオンラインで1作品から対応しております。お気軽にお申し付けください。